KZ-R8H-12|歴史総合・日本史探究 対策問題
図3は弥生時代後期から古墳時代前期の地引網の復元図である。このような復元の主な根拠となった資料はどれか。

解答・解説を見る
正解: 1
正解
遺跡から出土した土錘(網のおもり)
背景・因果
文字資料のない時代の漁法は、遺跡から出土した土錘などの考古資料から復元される。図3のような「復元図」は出土品に基づく推定であり、根拠となった資料とセットで理解するのが史料学習の基本。
覚えるポイント
「復元図」と書かれた図には必ず根拠資料がある。出典表記(〜より作成)は根拠を示すヒント。文字のない時代=考古資料から復元、という対応を思い出す。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「遺跡から出土した土錘(網のおもり)」
弥生〜古墳期の遺跡から多数の土錘が出土し、その形・配置・摩耗などから網へ付けるおもりと判断できる。物質資料をもとに地引網を復元した。
② ❌ 誤答「当時の人が書き残した漁の日記」
弥生・古墳時代に庶民が漁の日記を書き残した同時代文字資料は想定できない。復元の中心は考古資料である。
③ ❌ 誤答「江戸時代の浮世絵」
江戸時代の浮世絵は後世の漁法比較には使えるが、千年以上前の網を直接復元する主根拠にはならない。
④ ❌ 誤答「現代の漁師への聞き取りのみ」
現代漁師の聞き取りは参考資料になり得るが、それだけで古代漁法を確定できない。出土土錘との照合が必要である。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。