JT2-A03|歴史総合・日本史探究 対策問題
弥生時代の墓制について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
北部九州の甕棺墓などには副葬品の多い墓が現れ、身分差の発生を示す
背景・因果
弥生時代には甕棺墓(北部九州)・支石墓・方形周溝墓などが作られ、多数の銅鏡や剣を副葬する墓が現れた。副葬品の格差は首長の出現、つまり身分差の発生を物語る。
覚えるポイント
巨大な前方後円墳は古墳時代。「墓の大きさ・副葬品の差=社会の階層化」という読み方が資料問題の核心。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「全国一律に巨大な前方後円墳が築かれた」
巨大な前方後円墳が各地に現れるのは古墳時代で、弥生時代の墓制ではない。しかも古墳の形・規模にも地域差があり「全国一律」という表現も不適切である。
② ❌ 誤答「墓はまったく作られなかった」
甕棺墓・支石墓・方形周溝墓など、弥生時代にも多様な墓が作られた。「まったく作られなかった」は出土遺構そのものと矛盾する。
③ ❌ 誤答「全員が同じ規模の墓に葬られた」
弥生時代後半には墓の規模や副葬品に格差があり、全員が同規模の墓に葬られたわけではない。この差こそ身分差・首長出現を推測する根拠となる。
④ ✅ 正解「北部九州の甕棺墓などには副葬品の多い墓が現れ、身分差の発生を示す」
弥生時代には北部九州の甕棺墓や方形周溝墓が作られ、副葬品の量や墓の規模に差が生じた。銅鏡・武器などの集中は首長層と社会階層の形成を示す。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。