JT2-A02|歴史総合・日本史探究 対策問題
縄文時代の習俗として最も適切な組合せはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
抜歯や屈葬が行われ、あらゆる自然物に霊が宿ると考えられた
背景・因果
縄文時代には通過儀礼とされる抜歯、死者の霊を恐れたためともいわれる屈葬が行われ、アニミズム(精霊崇拝)的な世界観があったと考えられる。土偶や石棒もまじないの道具である。
覚えるポイント
「なぜそうしたか」は遺物からの推測であり、断定できない。「〜と考えられる」という表現の選択肢が正しいことが多い。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「抜歯や屈葬が行われ、あらゆる自然物に霊が宿ると考えられた」
縄文時代には通過儀礼とみられる抜歯や手足を折り曲げる屈葬があり、土偶・石棒などからアニミズム的な信仰が推測される。考古資料からの推定なので断定ではなく「考えられた」と表す。
② ❌ 誤答「前方後円墳の造営と埴輪の樹立」
前方後円墳と埴輪は3世紀後半以降の古墳時代を代表する墓制である。縄文時代の墓は土壙墓などで、時代が大きく異なる。
③ ❌ 誤答「戸籍による人口の把握」
戸籍による全国的な人民把握は、庚午年籍など7世紀後半の律令国家形成期に進んだ。文字行政や中央集権国家がない縄文時代の習俗ではない。
④ ❌ 誤答「寺院での火葬の一般化」
仏教に基づく火葬は7世紀末から8世紀初めに皇族・貴族へ広がったが、縄文時代には仏教寺院自体が存在しない。「一般化」という範囲も誤りである。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。