JH-A1-07歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究A 原始・古代の日本と東アジア(1) 黎明期の日本列島と歴史的環境

弥生時代の金属器の使い分けについて述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

青銅器は主に祭りの道具として、鉄器は工具や武器など実用の道具として使われた

背景・因果

ほぼ同時に伝わった2種の金属器のうち、青銅器(銅鐸・銅剣・銅矛など)は主に祭器として、鉄器実用の工具・武器として使われた。銅鐸は近畿、銅矛・銅戈は北部九州を中心に分布し、地域圏の存在を示す資料として問われる。

覚えるポイント

  • 核となる対応:「青銅器は主に祭りの道具として、鉄器は工具や武器など実用の道具として使われた」。弥生時代の青銅器は銅鐸・銅剣・銅矛など祭祀用に大型化し、鉄器は農工具や武器など実用品として広がった。材質と用途の対応が正しい。

  • 混同防止「青銅器は実用の道具、鉄器は祭りの道具として使われた」:用途が逆である。青銅器は主に祭器、より硬い鉄器は工具・武器など実用品として使われた。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「青銅器は実用の道具、鉄器は祭りの道具として使われた」
用途が逆である。青銅器は主に祭器、より硬い鉄器は工具・武器など実用品として使われた。

② ❌ 誤答「弥生時代には金属器はまだ伝わっていなかった」
青銅器と鉄器は水稲農耕などとともに弥生時代に大陸から伝わった。金属器がまだ存在しなかったという説明は縄文時代との混同である。

③ ❌ 誤答「青銅器と鉄器はどちらも祭りにだけ使われた」
鉄器は祭りだけでなく、木製農具を加工する工具や武器として実用された。青銅器と鉄器をともに祭器へ限定することはできない。

④ ✅ 正解「青銅器は主に祭りの道具として、鉄器は工具や武器など実用の道具として使われた」
弥生時代の青銅器は銅鐸・銅剣・銅矛など祭祀用に大型化し、鉄器は農工具や武器など実用品として広がった。材質と用途の対応が正しい。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

JH-A1-06JH-A1-08