KZ-R8T-08|歴史総合・日本史探究 対策問題
系図から、藤原定家の子為家の妻は御家人宇都宮頼綱の娘であることが分かる。ここから読み取れる鎌倉時代の社会の特徴はどれか。

解答・解説を見る
正解: 4
正解
和歌の家である公家と有力武士が婚姻で結び付いていた
背景・因果
系図は歌道の家(御子左家)と東国御家人の婚姻を示す。武士が公家文化(和歌)を学び、公家が武家との結び付きに生活の基盤を求める、鎌倉期の公武関係の実像が読み取れる。
覚えるポイント
系図は縦線=親子、横線=婚姻。女子の嫁ぎ先・妻の実家の家名に御家人(宇都宮氏)があることに気づけるかが核心。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「公家と武家の交流は法律で禁止されていた」
公家と武家の婚姻が系図に直接示されており、交流を禁じる法律があったという説明と矛盾する。系図の横のつながりは婚姻関係を表す。
② ❌ 誤答「武士は和歌に一切関心を持たなかった」
宇都宮頼綱は出家後に蓮生と称し、藤原定家と交流するなど武士も和歌へ関心を示した。武士が和歌に一切関心を持たなかったとはいえない。
③ ❌ 誤答「婚姻は同じ身分の中でしか行われなかった」
公家の為家と御家人の娘の婚姻は、異なる身分集団の間にも婚姻があった証拠である。同じ身分内だけという説明を系図そのものが否定している。
④ ✅ 正解「和歌の家である公家と有力武士が婚姻で結び付いていた」
系図では公家で歌道の家に属する藤原為家と、御家人宇都宮頼綱の娘が婚姻で結ばれている。鎌倉時代に公家と有力武士が文化や婚姻を通じて交流したことが具体的に分かる。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。