JH-B1-01|歴史総合・日本史探究 対策問題
鎌倉幕府の御家人と将軍の関係を述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
御恩として所領の支配を保障・給与し、御家人は奉公として軍役などを負担した
背景・因果
御恩と奉公の双務的な主従関係が封建制の基本。御恩は本領安堵と新恩給与、奉公は軍役・番役など。分割相続の繰り返しと貨幣経済の浸透で御家人が窮乏し、永仁の徳政令へつながる。
覚えるポイント
核となる対応:「御恩として所領の支配を保障・給与し、御家人は奉公として軍役などを負担した」。本領安堵・新恩給与という御恩と、軍役・京都大番役などの奉公からなる双務的主従関係が鎌倉幕府の基礎だった。所領と軍役の対応が識別点である。
混同防止「将軍が御家人に俸禄を現金で支給し、御家人は納税で応じた」:将軍が与えた御恩の中心は所領の保障や給与であり、御家人の奉公も納税ではなく軍役・番役などだった。現金俸給と納税の交換ではない。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「将軍が御家人に俸禄を現金で支給し、御家人は納税で応じた」
将軍が与えた御恩の中心は所領の保障や給与であり、御家人の奉公も納税ではなく軍役・番役などだった。現金俸給と納税の交換ではない。
② ✅ 正解「御恩として所領の支配を保障・給与し、御家人は奉公として軍役などを負担した」
本領安堵・新恩給与という御恩と、軍役・京都大番役などの奉公からなる双務的主従関係が鎌倉幕府の基礎だった。所領と軍役の対応が識別点である。
③ ❌ 誤答「御家人は将軍への奉公義務を負わず、所領のみを与えられた」
御恩を受ける御家人は、その見返りとして将軍に軍役や警固などの奉公を行う義務を負った。所領だけを無条件で与えられたのではない。
④ ❌ 誤答「御家人の所領は幕府がすべて直営した」
御家人は地頭などとして所領の管理・年貢徴収を行い、幕府がすべてを直接経営したわけではない。幕府直営という説明は所領支配の実態と異なる。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。