JT3-B04|歴史総合・日本史探究 対策問題
元寇(1274年・1281年)の後、生活に困窮した御家人を救うために幕府が1297年に出した法令はどれか。
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正解: 1
正解
永仁の徳政令
背景・因果
元寇では恩賞が不十分なうえ、分割相続の進行で御家人の窮乏が進んだ。幕府は1297年の永仁の徳政令で、御家人が質入れ・売却した所領の無償返還を命じたが、かえって金融が滞り、効果は一時的だった。
覚えるポイント
「元寇=防衛戦争なので新たな領地が得られず恩賞不足」という因果が核心。徳政令が信用収縮を招いた失敗まで含めて問われる。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「永仁の徳政令」
幕府は1297年の永仁の徳政令で、御家人が売却・質入れした所領の無償返還などを命じた。元寇後の恩賞不足と御家人窮乏への対策だった。
② ❌ 誤答「棄捐令」
棄捐令は1789年、松平定信の寛政の改革で旗本・御家人の札差への借金を整理した法令である。鎌倉時代の所領返還令ではない。
③ ❌ 誤答「撫恤令」
撫恤令は江戸期の救済・農村復興策に関する名称で、1297年に鎌倉幕府が出した御家人救済令の名称ではない。
④ ❌ 誤答「半済令」
半済令は南北朝期の1352年、軍費調達のため守護に荘園・公領年貢の半分を兵粮料として認めた。御家人の売却地返還とは目的が異なる。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。