JT3-C25|歴史総合・日本史探究 対策問題
1825年に幕府が出した、接近する外国船への対応を定めた法令はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
異国船打払令
背景・因果
イギリス捕鯨船員の上陸事件(大津浜・宝島)などを受け、幕府は1825年に異国船打払令(無二念打払令)を出し、接近する外国船を見つけ次第砲撃するよう命じた。1837年には漂流民を送還に来た米船を砲撃するモリソン号事件が起こり、これを批判した渡辺崋山・高野長英が蛮社の獄(1839年)で処罰された。
覚えるポイント
アヘン戦争での清の敗北を知った幕府が1842年に天保の薪水給与令へ転換する流れが最頻出。「打払い(1825年)→緩和(1842年)」の転換理由を説明できるように。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「異国船打払令」
異国船打払令は1825年、接近する外国船を理由を問わず砲撃・追放するよう命じた。モリソン号事件を経て批判され、1842年に緩和された。
② ❌ 誤答「薪水給与令」
薪水給与令は1842年、アヘン戦争で清が敗れた後に外国船へ薪水・食料を与えて退去させる方針へ緩和した法令である。
③ ❌ 誤答「海舶互市新例」
海舶互市新例は1715年に新井白石が長崎貿易を制限した法令である。外国船打払いを命じる1825年法ではない。
④ ❌ 誤答「五品江戸廻送令」
五品江戸廻送令は1860年、生糸など輸出品を江戸問屋経由にしようとした流通統制である。外国船への砲撃方針ではない。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。