KZ-R8T-09|歴史総合・日本史探究 対策問題
系図の中心人物である藤原定家の業績として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る
正解: 3
正解
『新古今和歌集』の撰者の一人となった
背景・因果
藤原定家は後鳥羽上皇の命による**『新古今和歌集』の撰者**の一人で、小倉百人一首の撰者とも伝えられる。日記『明月記』は鎌倉前期を知る一級史料。令和8年度追試第4問はこの定家がテーマだった。
覚えるポイント
定家=『新古今和歌集』撰者・日記『明月記』・小倉百人一首。『古今和歌集』(紀貫之・905年)との撰者の取り違えが定番のワナ。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「『万葉集』の歌をすべて詠んだ」
『万葉集』は8世紀に成立した多くの歌人の作品を収める歌集で、大伴家持が編纂に深く関わったとされる。13世紀の藤原定家が全歌を詠んだものではない。
② ❌ 誤答「『平家物語』を著した」
『平家物語』は平家の興亡を描き、琵琶法師の語りで広まった軍記物語で、作者は藤原定家と確定していない。定家の代表的な仕事は和歌集の撰定である。
③ ✅ 正解「『新古今和歌集』の撰者の一人となった」
藤原定家は後鳥羽上皇の命で編まれた『新古今和歌集』の撰者の一人である。系図の歌道の家が継承した文化とも結び付く業績である。
④ ❌ 誤答「『古今和歌集』を一人で編纂した」
『古今和歌集』は905年に成立し、紀貫之・紀友則・凡河内躬恒・壬生忠岑が撰者となった。定家の時代より約300年前で、一人で編纂した作品でもない。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。