KZ-R7TB-06歴史総合・日本史探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 追・再試験(旧日本史B)

図1・図2は木戸孝允が構想を伝えるために描いたスケッチである。バラバラの山々(図1)と、朝廷を中心にまとまった山(図2)の対比が表す構想はどれか。

KZ-R7TB-06の問題図版
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正解: 1

正解

諸藩を解体して中央集権国家をつくる構想

背景・因果

スケッチは、藩がばらばらでは国力にならず、朝廷(中央政府)の下に一体化すべきだという構想を図解したもの。版籍奉還から廃藩置県へ向かう長州出身の木戸孝允の考えを示す、珍しい図像資料である。

覚えるポイント

図1(バラバラの山)と図2(朝廷中心に一体)の対比構図そのものが答え。スケッチ=構想の図解、という珍しい資料形式。

選択肢別の検討

① ✅ 正解「諸藩を解体して中央集権国家をつくる構想」
図1のばらばらな山々と、図2の朝廷を中心とする一つの高い山の対比は、諸藩を解体して国家を一体化する構想を表す。版籍奉還から廃藩置県へ向かう中央集権化と結び付く。

② ❌ 誤答「各藩の独立を強める構想」
各藩の独立を強めるなら、山々を一つにまとめる図2ではなく分立した図1の状態を肯定するはずである。スケッチの変化が示す方向と逆である。

③ ❌ 誤答「幕府を再興する構想」
図2の中心は幕府ではなく朝廷で、諸藩を統合する新政府の構想を示す。大政奉還後に幕府を再興する計画ではない。

④ ❌ 誤答「身分制度を強化する構想」
山は藩や府県を表しており、士農工商などの身分を描き分けた図ではない。構想の主題は身分強化ではなく政治的統一である。

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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