KZ-R6TB-03歴史総合・日本史探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ

図2(『洛中洛外図屏風』)には輪になって踊る人々が描かれている。この踊りと後世の芸能の関係として最も適切なものはどれか。

KZ-R6TB-03の問題図版
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正解: 1

正解

風流踊りなどの集団の踊りは、盆踊りの起源の一つと考えられている

背景・因果

中世後期に流行した風流踊りは、華やかな衣装で輪になって踊る集団芸能で、盆踊りの起源の一つとされる。踊念仏→風流踊り→盆踊りという民俗芸能の系譜を、絵画資料でたどる出題だった。

覚えるポイント

輪になって踊る=風流踊り。踊念仏→風流踊り→盆踊りという芸能の系譜を、2枚の絵の比較で問う構成。

選択肢別の検討

① ✅ 正解「風流踊りなどの集団の踊りは、盆踊りの起源の一つと考えられている」
『洛中洛外図屏風』に見える輪になった集団の踊りは風流踊りなどに当たり、後世の盆踊りの起源の一つと考えられる。円形の隊形が図像上の手掛かりである。

② ❌ 誤答「この踊りは能をそのまま写したものである」
能は能舞台で演者が謡や囃子に合わせて舞う芸能で、図の人々による輪の集団舞踊をそのまま写したものではない。芸能の形式が異なる。

③ ❌ 誤答「踊りは明治時代に初めて生まれた」
『洛中洛外図屏風』が描く中世末から近世初頭には集団の踊りがすでに存在した。踊りが明治時代に初めて生まれたという説明は時代に合わない。

④ ❌ 誤答「輪になって踊る形式は現代には伝わっていない」
輪になって踊る形式は各地の盆踊りなどに現在も受け継がれている。図と現代の民俗芸能をつなぐ特徴である。

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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