KZ-R7TB-05|歴史総合・日本史探究 対策問題
図(『江戸城登城風景図屏風』)には、大名行列と沿道で営業する店が描かれている。ここから読み取れることとして最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る
正解: 2
正解
武家の儀礼的な行列と都市の商業活動が共存していたこと
背景・因果
屏風には行列のかたわらで酒などを商う店が描かれ、儀礼と日常の商いが同じ空間にあったことが分かる。参勤交代や登城が江戸の消費経済を潤した、という構図を絵画から確認できる。
覚えるポイント
行列の脇で商いが続いている描写が読みどころ。「すべて停止された」のような全否定の選択肢は絵と照合して消す。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「登城は夜間にのみ行われたこと」
図は明るい時間帯の登城風景を描いており、夜間だけという根拠はない。登城行列は昼間にも行われた。
② ✅ 正解「武家の儀礼的な行列と都市の商業活動が共存していたこと」
屏風には大名の儀礼的な登城行列と、その沿道で営業する店が同じ画面に描かれている。武家の活動と町人の商業が江戸の都市空間で共存したと読める。
③ ❌ 誤答「行列の通行中、江戸の商業はすべて停止されたこと」
行列のそばにも店や売り手が描かれており、商業がすべて停止したという説明は図像に反する。むしろ人出は商いの機会になった。
④ ❌ 誤答「町人は行列を見ることを禁じられていたこと」
沿道の人々や店の描写から、町人が行列を見ることを全面的に禁じられていたとはいえない。屏風は行列と都市の日常を同時に表している。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。