JT2-B04|歴史総合・日本史探究 対策問題
鎌倉時代の守護の基本的権限「大犯三カ条」に含まれるものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
京都大番役の催促、謀反人・殺害人の逮捕
背景・因果
守護の基本権限は大番催促・謀反人の逮捕・殺害人の逮捕の「大犯三カ条」に限られていた。国内の御家人を統率する軍事・警察権が中心である。
覚えるポイント
南北朝期になると刈田狼藉の検断や使節遵行が加わり、守護の権限が拡大して守護大名化する。「鎌倉の守護」と「室町の守護」の権限差が最頻出。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「寺社の建立と僧侶の任命」
寺社建立や僧侶任命は宗教組織・朝廷などに関わる事柄で、守護の基本的な軍事・警察権ではない。守護を宗教行政官とみなす誤りである。
② ✅ 正解「京都大番役の催促、謀反人・殺害人の逮捕」
鎌倉期の守護の基本権限は京都大番役の催促、謀反人の逮捕、殺害人の逮捕という大犯三カ条だった。国内御家人を統率する軍事・警察権が中心である。
③ ❌ 誤答「年貢の徴収と土地の売買」
荘園・公領の年貢徴収は地頭や荘園領主・国衙に関わる職務で、土地売買も大犯三カ条ではない。鎌倉初期の守護権限を経済支配まで広げている点が誤りである。
④ ❌ 誤答「関所の設置と通行税の徴収」
関所設置と通行税徴収は寺社・貴族・在地勢力なども行ったが、鎌倉守護の大犯三カ条には含まれない。基本権限は大番催促と謀反人・殺害人逮捕である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。