JH-A1-08|歴史総合・日本史探究 対策問題
ヤマト政権の氏姓制度について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
豪族は氏と呼ばれる同族集団を作り、大王から臣・連などの姓を与えられて政権内での地位を示した
背景・因果
氏(うじ)は血縁を中心とする同族集団、姓(かばね)は大王が与える臣・連などの称号で、政権内の地位・職掌を示した。有力豪族の葛城氏・蘇我氏(臣)、大伴氏・物部氏(連)などが政権を支えた。個人の才能による冠位十二階(603年)は、この氏族単位の秩序を転換する試みとして対比される。
覚えるポイント
核となる対応:「豪族は氏と呼ばれる同族集団を作り、大王から臣・連などの姓を与えられて政権内での地位を示した」。氏は血縁を中心とする豪族の同族集団、姓は大王が与える臣・連などの称号だった。姓はヤマト政権内の地位や職掌を示した。
混同防止「氏姓制度では、すべての人民に平等に姓が与えられた」:氏姓制度はすべての人民を平等に扱う制度ではなく、豪族を氏ごとに編成する政治秩序だった。一般人民は部民などとして豪族や朝廷に属した。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「姓は個人の才能に応じて試験で与えられた」
姓は個人試験の成績ではなく、氏族の出自・地位・職掌に応じて大王から与えられた。個人の能力を重視した冠位十二階と区別する。
② ❌ 誤答「氏姓制度は律令制の導入と同時に始まった」
氏姓制度は古墳時代のヤマト政権で成立し、律令制より前から存在した。律令国家形成の過程では氏族秩序の再編が進んだ。
③ ✅ 正解「豪族は氏と呼ばれる同族集団を作り、大王から臣・連などの姓を与えられて政権内での地位を示した」
氏は血縁を中心とする豪族の同族集団、姓は大王が与える臣・連などの称号だった。姓はヤマト政権内の地位や職掌を示した。
④ ❌ 誤答「氏姓制度では、すべての人民に平等に姓が与えられた」
氏姓制度はすべての人民を平等に扱う制度ではなく、豪族を氏ごとに編成する政治秩序だった。一般人民は部民などとして豪族や朝廷に属した。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。