JT2-A08|歴史総合・日本史探究 対策問題
ヤマト政権の経済基盤について、直轄地・直属民の名称の組合せとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
直轄地=屯倉/直属民=名代・子代
背景・因果
ヤマト政権(大王家)の直轄地は屯倉、直属民は名代・子代。一方、豪族の私有地は田荘、私有民は部曲である。この私地私民が、大化改新の公地公民で否定の対象となる。
覚えるポイント
「大王家のもの」と「豪族のもの」の用語の対応が最頻出。田荘・部曲を大王家側に置く誤りに注意。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「直轄地=田荘/直属民=部曲」
田荘と部曲は豪族の私有地・私有民の組合せである。大王家側は屯倉と名代・子代なので、所有主体を豪族と大王家で逆にしている。
② ❌ 誤答「直轄地=口分田/直属民=防人」
口分田は律令制の班田収授で人民へ班給された田、防人は九州防衛に徴発された兵士である。直轄地・直属民という対応でも、古墳時代の制度でもない。
③ ✅ 正解「直轄地=屯倉/直属民=名代・子代」
大王家の直轄地を屯倉、直属民を名代・子代という。豪族側の田荘・部曲と対比すると、公地公民以前の私地私民の構造を整理できる。
④ ❌ 誤答「直轄地=荘園/直属民=御家人」
荘園と御家人は平安後期から中世の土地制度・武士身分に関する用語で、古墳時代の大王家の直轄地・直属民ではない。時代が異なる。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。