JT3-A09|歴史総合・日本史探究 対策問題
6世紀に百済の聖明王から倭国に公式に伝えられたとされるものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
仏教
背景・因果
仏教公伝は、百済の聖明王が欽明天皇に仏像・経典を献じたことに始まるとされ、年代は538年説(『上宮聖徳法王帝説』など)と552年説(『日本書紀』)がある。受容をめぐって崇仏派の蘇我氏と排仏派の物部氏が対立した。
覚えるポイント
「538か552か」は資料によって異なる、という資料の食い違い自体が共通テストの題材になる。私的にはそれ以前から渡来人が信仰していた点も重要。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「仏教」
百済の聖明王が欽明天皇へ仏像・経典を献じたことを仏教公伝といい、538年説と552年説がある。受容をめぐり蘇我氏と物部氏が対立した。
② ❌ 誤答「稲作」
水稲耕作は縄文晩期に朝鮮半島などから九州北部へ伝わり、6世紀より千年近く早い。聖明王による公式伝来ではない。
③ ❌ 誤答「鉄砲」
鉄砲は1543年、ポルトガル人を乗せた船が種子島へ漂着して伝えた。百済からの6世紀公伝ではない。
④ ❌ 誤答「儒教の科挙制度」
漢字・儒教は渡来人を通じ古墳時代までに伝わったが、中国式の科挙制度は日本で正式採用されなかった。聖明王が公伝したのは仏教である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。