JT3-C16歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

江戸時代の三貨制度について述べた文として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

金貨・銀貨・銭貨が流通し、両替商が交換や金融を担った

背景・因果

江戸時代には計数貨幣の金貨(小判など)、秤量貨幣の銀貨(丁銀・豆板銀)、少額の銭貨(寛永通宝)の三貨が流通した。「江戸の金遣い、大坂の銀遣い」と東西で基準が異なったため、両替商(三井・鴻池など)が交換・為替・貸付で大きな富を築いた。

覚えるポイント

「金=計数、銀=秤量(重さを量る)」の違い、東西の使い分け、藩札の存在までがセット。幕末の金銀比価問題(金流出)の前提知識としても重要。

選択肢別の検討

① ✅ 正解「金貨・銀貨・銭貨が流通し、両替商が交換や金融を担った」
江戸時代には金貨・銀貨・銭貨の三貨が流通し、両替商が交換相場、預金・貸付・為替などの金融を担った。各藩の藩札も併用された。

② ❌ 誤答「全国で紙幣のみが流通した」
金属貨幣が広く流通し、紙幣だけに統一されていない。藩札は地域的に使われたが全国唯一の通貨ではない。

③ ❌ 誤答「宋銭・明銭がそのまま公式通貨とされた」
宋銭・明銭など輸入銭が広く使われたのは主に中世である。江戸幕府は小判・丁銀・寛永通宝などを鋳造した。

④ ❌ 誤答「米だけが通貨として認められた」
米は価値尺度・年貢・商品として重要だったが、唯一の通貨ではない。三貨制度と両替商が貨幣経済を支えた。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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