JT2-C15歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

江戸時代の三貨制度について述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

金貨は計数貨幣、丁銀などの銀貨は秤量貨幣として使われ、各藩は藩札も発行した

背景・因果

金貨(小判など)は枚数で使う計数貨幣、丁銀・豆板銀は重さを量る秤量貨幣、銭貨(寛永通宝)は少額用。三貨の相場は変動し、両替商が仲立ちした。諸藩は領内通用の藩札を発行した。

覚えるポイント

「東の金遣い・西の銀遣い」と、幕末の金銀比価問題(金流出)はこの制度の理解が前提。中世の輸入銭依存との対比も出る。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「銀貨は枚数を数えて使う計数貨幣だった」
丁銀などの銀貨は重さで価値を決める秤量貨幣である。枚数を数える計数貨幣という説明は金貨との取り違えである。

② ❌ 誤答「貨幣はすべて輸入銭に頼っていた」
幕府は小判・丁銀・寛永通宝など国内貨幣を鋳造した。中世には輸入銭が広く使われたが、近世貨幣をすべて輸入に頼ってはいない。

③ ✅ 正解「金貨は計数貨幣、丁銀などの銀貨は秤量貨幣として使われ、各藩は藩札も発行した」
江戸幕府の三貨制度では小判などの金貨と銭貨を枚数で数え、丁銀・豆板銀などを重さで量った。さらに諸藩は領内で藩札を発行した。

④ ❌ 誤答「金・銀・銭はすべて同じ価値で固定されていた」
金・銀・銭の交換比率は相場によって変動し、両替商が三貨を交換した。三者が同価値で固定されていたのではない。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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