JT2-C16歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

江戸時代の儒学のうち古学派について述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

伊藤仁斎や荻生徂徠が、朱子の解釈によらず孔子・孟子の原典に立ち返ろうとした

背景・因果

古学派は後世の注釈を排して原典に返る立場で、伊藤仁斎(古義学・堀川塾)、荻生徂徠(古文辞学)が代表。徂徠は『政談』で幕政への提言も行い、経世論の先駆となった。

覚えるポイント

朱子学(林家・正学)・陽明学(中江藤樹)・古学の三派の区別は文化史の必修。徂徠が吉宗に登用された点も問われる。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「仏教と儒教を統合した学派である」
古学派は儒教古典の本来の意味を追究する学派で、仏教との統合を目的としない。仁斎や徂徠はそれぞれ独自の儒学を説いた。

② ✅ 正解「伊藤仁斎や荻生徂徠が、朱子の解釈によらず孔子・孟子の原典に立ち返ろうとした」
古学派の伊藤仁斎・荻生徂徠は朱子学の後世的解釈を批判し、孔子・孟子や古代経典の原義へ戻ろうとした。原典重視が共通点である。

③ ❌ 誤答「朱子学の解釈を絶対視する学派である」
朱子の解釈を正統として重視するのは朱子学派である。古学派はその解釈を介さず古典へ直接立ち返ろうとした。

④ ❌ 誤答「オランダ語で儒教を研究した学派である」
オランダ語で西洋の学問を研究したのは蘭学である。古学派は中国古典の儒学研究を行った。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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