JT2-C14歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

大坂市場に集まる商品のうち「蔵物」と「納屋物」の違いとして正しいものはどれか。

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正解: 4

正解

蔵物は藩が蔵屋敷を通じて売る年貢米など、納屋物は民間商人が扱う商品

背景・因果

蔵物は諸藩が蔵屋敷で換金する年貢米・特産物で、蔵元・掛屋が取引を担った。納屋物は民間商人ルートの商品で、後期には納屋物の比重が高まった。

覚えるポイント

納屋物の増加=民間流通の成長=株仲間や在郷商人の台頭、という市場構造の変化として問われる。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「蔵物は輸入品、納屋物は輸出品」
蔵物・納屋物は輸入と輸出の区分ではなく、大坂市場で藩と民間のどちらが扱うかによる区分である。

② ❌ 誤答「蔵物は生鮮品、納屋物は保存食品」
生鮮か保存可能かで分ける用語ではない。年貢米など藩の蔵屋敷物資が蔵物、民間流通品が納屋物である。

③ ❌ 誤答「蔵物は違法な商品、納屋物は公認の商品」
蔵物も納屋物も正規に流通した商品で、合法・違法を区別する呼称ではない。売主・流通経路の違いを示す。

④ ✅ 正解「蔵物は藩が蔵屋敷を通じて売る年貢米など、納屋物は民間商人が扱う商品」
蔵物は諸藩が大坂の蔵屋敷へ送った年貢米などを蔵元・掛屋が販売する商品で、納屋物は民間商人が扱う商品だった。流通主体の違いで区別する。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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