JT3-C30歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

江戸時代の身分制社会について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

身分は固定的とされたが、実際には養子縁組や株の売買などの移動もあった

背景・因果

江戸時代の社会は武士・百姓・町人などの身分で編成され、身分ごとに住む場所や服装まで定められた。しかし実際には、御家人株の売買、養子縁組、奉公などを通じた身分間の移動も存在し、身分の境界は建前ほど固定的ではなかったことが近年の研究で明らかになっている。

覚えるポイント

「建前(固定的な身分制)と実態(一定の流動性)のずれ」を資料から読み取らせるのが共通テストの典型。えた・ひにんなどの被差別身分への差別の実態も教科書の重要テーマ。

選択肢別の検討

① ✅ 正解「身分は固定的とされたが、実際には養子縁組や株の売買などの移動もあった」
近世身分は家と職分を基礎に固定的とされたが、養子縁組、御家人株・町人株の売買など現実の移動もあった。法的原則と社会実態を区別する必要がある。

② ❌ 誤答「生まれた身分は例外なく一生変えられなかった」
身分移動は制約されたが、養子・婚姻・株売買など例外が存在した。生まれた身分が例外なく一生不変という断定は実態に合わない。

③ ❌ 誤答「武士と百姓の区別は法的に存在しなかった」
武士には苗字・帯刀などの特権があり、百姓には年貢負担など異なる法的地位があった。両者の区別が存在しなかったとはいえない。

④ ❌ 誤答「町人は武士より上位の身分とされた」
町人は経済力を持つ場合があっても、法制上は支配身分の武士より上位とされなかった。経済的富と政治的身分を混同している。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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