JT3-C29歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(2) 歴史資料と近世の展望

伊能忠敬について述べた文として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

全国を実測し、正確な日本地図の作成を主導した

背景・因果

下総佐原の商人だった伊能忠敬は、隠居後の50歳から江戸で測量術を学び、1800年の蝦夷地測量を皮切りに全国の沿岸を実測した。その成果『大日本沿海輿地全図』は忠敬の死後1821年に完成し、その正確さは来日したシーボルトも驚かせた。

覚えるポイント

「50歳からの学び直し」という生涯が資料問題の素材になりやすい。エレキテルは平賀源内、寛政暦は高橋至時(忠敬の師)。シーボルト事件(地図の国外持ち出し)との関連も頻出。

選択肢別の検討

① ✅ 正解「全国を実測し、正確な日本地図の作成を主導した」
伊能忠敬は幕府の命を受け全国の海岸線を測量し、精密な大日本沿海輿地全図作成を主導した。地図は死後に完成した。

② ❌ 誤答「西洋医学の解剖書を翻訳した」
西洋解剖書を翻訳したのは杉田玄白・前野良沢らである。伊能忠敬の専門は測量・天文である。

③ ❌ 誤答「エレキテルなどの器具を製作した」
エレキテルを復元し多方面で活動したのは平賀源内である。伊能忠敬は電気器具製作者ではない。

④ ❌ 誤答「寛政暦を作成した幕府天文方である」
寛政暦を作成した中心は幕府天文方の高橋至時らで、伊能忠敬は至時に天文学を学んだ測量家である。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

JT3-C28JT3-C30