JT3-B09歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究B 中世の日本と世界(3) 中世の国家・社会の展開と画期

日明貿易(勘合貿易)について述べた文として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

倭寇と区別するために勘合という証票が用いられた

背景・因果

足利義満が1404年に始めた日明貿易は、明の皇帝に朝貢し「日本国王」として返礼を受ける朝貢貿易の形式をとり、正式な遣明船には倭寇と区別するための勘合が持たされた。輸入された明銭(永楽通宝など)は日本の貨幣経済を支えた。

覚えるポイント

「朝貢形式を嫌った4代義持が中断、6代義教が再開」という経緯、応仁の乱後は細川氏(堺)と大内氏(博多)が実権を争った点(寧波の乱)まで頻出。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「対等な国交に基づく自由貿易だった」
日明貿易は明を中心とする朝貢秩序に組み込まれ、対等国間の自由貿易ではない。この形式を嫌った足利義持は一時中断した。

② ❌ 誤答「輸出品の中心は生糸、輸入品の中心は銀だった」
日本からは刀剣・銅・硫黄などを輸出し、明から生糸・絹織物・陶磁器・明銭などを輸入した。生糸輸出・銀輸入という対応は逆である。

③ ❌ 誤答「貿易港は横浜に限定された」
遣明船は博多・堺などを拠点とし、中国の寧波へ向かった。横浜が開港したのは1859年で、中世の日明貿易港ではない。

④ ✅ 正解「倭寇と区別するために勘合という証票が用いられた」
足利義満が始めた日明貿易では、正式船と倭寇を区別するため割符の勘合を照合した。明の皇帝へ朝貢し日本国王として返礼を受ける形式だった。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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