JT3-C28歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

薩摩藩の天保期の藩政改革を主導し、黒砂糖の専売などで財政を再建した人物はだれか。

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正解: 2

正解

調所広郷

背景・因果

薩摩藩の調所広郷は、500万両の借金を250年賦という事実上の踏み倒しで整理し、奄美三島の黒砂糖専売の強化や琉球経由の密貿易で財政を再建した。長州藩では村田清風が越荷方を設けて下関の中継貿易で利益を上げた。これらの西南雄藩が幕末の政局を主導する経済力を蓄えた。

覚えるポイント

「薩摩=調所広郷=黒砂糖」「長州=村田清風=越荷方」の対応が定番。藩政改革の成功が倒幕の経済的基盤になったという因果で問われる。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「橋本左内」
橋本左内は福井藩主松平春嶽を補佐し開国論・公武合体論を唱え、安政の大獄で処刑された。薩摩の財政改革者ではない。

② ✅ 正解「調所広郷」
調所広郷は薩摩藩の巨額債務を整理し、奄美の黒砂糖専売・琉球貿易などで財政を再建した。薩摩が幕末の雄藩となる基盤を作った。

③ ❌ 誤答「村田清風」
村田清風は長州藩で借金整理や下関の越荷方を活用した改革を進めた。薩摩藩の黒砂糖専売の担当者ではない。

④ ❌ 誤答「由利公正」
由利公正は福井藩の財政改革に関わり、明治新政府では五箇条の誓文の起草にも参加した。薩摩藩士ではない。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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