JT2-C31|歴史総合・日本史探究 対策問題
寛政の改革の出版統制で処罰された人物の組合せとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
洒落本の山東京伝と『海国兵談』の林子平
背景・因果
松平定信は風俗を乱すとして洒落本作者山東京伝を処罰し、海防を論じた林子平の**『海国兵談』**を発禁とした。政治批判・世相風刺への統制である。
覚えるポイント
皮肉にも林子平の海防論は、のちのロシア接近で正しさが証明される。天保の改革の統制(為永春水・柳亭種彦処罰)との対応も頻出。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「洒落本の山東京伝と『海国兵談』の林子平」
寛政の改革では風俗取締りで洒落本作家の山東京伝が処罰され、林子平は海防を説く『海国兵談』の版木を没収された。出版統制の代表例である。
② ❌ 誤答「十返舎一九と葛飾北斎」
十返舎一九・葛飾北斎は主に化政文化の作者・絵師で、この組合せが寛政改革で処罰された代表ではない。
③ ❌ 誤答「近松門左衛門と井原西鶴」
近松門左衛門・井原西鶴は元禄文化期に活躍し、寛政の改革より前に没している。年代が合わない。
④ ❌ 誤答「本居宣長と杉田玄白」
本居宣長と杉田玄白は国学・蘭学の学者で、寛政の出版統制でこの組合せが処罰されたのではない。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。