JT3-C11歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

寛政の改革(松平定信)の政策として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

旗本・御家人の札差からの借金を帳消しにする棄捐令を出した

背景・因果

老中松平定信は天明の飢饉後の1787年から寛政の改革を行い、棄捐令で旗本・御家人の借金を帳消しにし、囲米で飢饉に備え、旧里帰農令で江戸に流入した農民の帰村を奨励した。人足寄場で無宿人に職業訓練を行い、寛政異学の禁で朱子学を正学とした。

覚えるポイント

厳しすぎる統制と出版弾圧(山東京伝・林子平の処罰)への反発で6年余りで失脚。「白河の清きに魚のすみかねて もとの濁りの田沼こひしき」の狂歌は資料問題の定番。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「生類憐みの令を出した」
生類憐みの令は5代将軍徳川綱吉が出した。寛政の改革より約1世紀前である。

② ✅ 正解「旗本・御家人の札差からの借金を帳消しにする棄捐令を出した」
松平定信は1789年の棄捐令で、旗本・御家人が札差から負った古い借金を帳消しまたは利下げさせた。困窮する幕臣救済策である。

③ ❌ 誤答「株仲間を積極的に公認した」
株仲間を積極公認したのは田沼意次で、定信は田沼政治を批判して倹約・農村復興を重視した。

④ ❌ 誤答「上知令で江戸・大坂周辺を直轄地にしようとした」
上知令は天保の改革で水野忠邦が江戸・大坂周辺を幕府直轄地にしようとして失敗した政策である。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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