JT3-C09歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

享保の改革(8代将軍徳川吉宗)の政策として誤っているものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

株仲間の解散

背景・因果

吉宗は財政再建のため上げ米(大名に石高1万石につき100石を献上させ、代わりに参勤交代の在府を半減)、定免法による年貢増徴、新田開発を進め、目安箱の投書から小石川養生所を設けた。裁判の基準として公事方御定書も制定した。株仲間の解散は天保の改革の水野忠邦の政策で誤り。

覚えるポイント

株仲間は「公認・奨励=田沼」「解散=水野」で、吉宗は関係が薄い。三大改革(享保・寛政・天保)の政策の混同が最も出やすい落とし穴。

選択肢別の検討

① ⭕ 正しい・適切な記述(選ばない)「公事方御定書の制定」
公事方御定書は吉宗が1742年に制定した裁判・刑罰の基準で、享保の改革に含まれる。

② ⭕ 正しい・適切な記述(選ばない)「上げ米の実施」
上げ米は吉宗が1722年に大名へ課し、幕府財政を補うため米を納めさせた享保の改革の政策である。

③ ✅ 正解(誤り・不適切な記述)「株仲間の解散」
株仲間の解散は天保の改革で水野忠邦が物価引下げを狙って行った政策で、享保の改革には含まれない。したがって「誤っているもの」に当たる。

④ ⭕ 正しい・適切な記述(選ばない)「目安箱の設置」
目安箱は徳川吉宗が1721年に設置し、庶民の意見を受け付けた享保の改革の政策である。小石川養生所設置の提案もここから出た。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 否定形を明示:「誤り」を選ぶ問題なので、選択肢ごとに時期・主体・内容を照合し、正しい三つにも根拠を付けてから残る一つを選ぶ。

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