JT3-C08|歴史総合・日本史探究 対策問題
新井白石が正徳の治で行った政策として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
海舶互市新例を出して長崎貿易を制限した
背景・因果
6・7代将軍に仕えた朱子学者新井白石は、金銀の海外流出を防ぐため1715年に海舶互市新例(長崎新令)を出し、清船・オランダ船の隻数と貿易額を制限した。また貨幣の質を慶長小判の水準に戻し(正徳小判)、朝鮮通信使の待遇を簡素化した。
覚えるポイント
「白石=貿易制限・良貨復帰」「田沼=貿易拡大(俵物輸出)・重商主義」という正反対の政策対比が最頻出。上げ米は吉宗、人返しの法は水野忠邦。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「株仲間を積極的に公認して運上を徴収した」
株仲間を積極的に公認し運上・冥加を得たのは田沼意次の商業政策である。正徳の治とは異なる。
② ❌ 誤答「上げ米の制を実施した」
上げ米の制は1722年に徳川吉宗が大名から米を納めさせる代わりに参勤交代の江戸在府期間を短縮した政策である。
③ ❌ 誤答「人返しの法を出した」
人返しの法は天保の改革で水野忠邦が都市流入者を農村へ戻そうとした政策である。新井白石より1世紀以上後である。
④ ✅ 正解「海舶互市新例を出して長崎貿易を制限した」
新井白石は1715年の海舶互市新例で長崎へ来航する清船・オランダ船の数と貿易額を制限し、金銀の海外流出を抑えようとした。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。