JT3-C07|歴史総合・日本史探究 対策問題
5代将軍徳川綱吉の政治について述べた文として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
生類憐みの令を出し、湯島聖堂を建てて儒学を奨励した
背景・因果
5代将軍綱吉は武力ではなく儀礼と学問で秩序を保つ文治政治を進め、湯島聖堂を建てて林家に儒学を講じさせた。極端な動物愛護令である生類憐みの令は庶民を苦しめたが、殺生を忌む風潮を広げた。財政難には貨幣の質を落とす元禄小判の改鋳で対応し、物価騰貴を招いた。
覚えるポイント
「元禄小判(質を下げた・綱吉)」と「正徳小判(質を戻した・新井白石)」の貨幣政策の対比がグラフ・表問題で頻出。目安箱は8代吉宗。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「生類憐みの令を出し、湯島聖堂を建てて儒学を奨励した」
徳川綱吉は生類憐みの令を繰り返し出し、林信篤を用いて湯島聖堂を建てるなど儒学を奨励した。文治政治を推進した5代将軍である。
② ❌ 誤答「参勤交代を初めて制度化した」
参勤交代を1635年の武家諸法度で制度化したのは3代将軍徳川家光である。綱吉より前である。
③ ❌ 誤答「目安箱を設置して庶民の意見を聞いた」
目安箱を1721年に設置したのは8代将軍徳川吉宗である。綱吉の政策ではない。
④ ❌ 誤答「異国船打払令を発布した」
異国船打払令は1825年、11代将軍徳川家斉の時代に出された。17世紀後半の綱吉政治より大幅に後である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。