JH-C3-05歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

田沼意次の政治と松平定信の寛政の改革の対比として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

田沼は株仲間を積極的に公認して商業の力を利用し、定信は棄捐令や囲米など統制と緊縮を進めた

背景・因果

田沼意次は株仲間の公認(運上・冥加の徴収)、印旛沼干拓、長崎貿易での俵物輸出拡大など商業資本を利用した。松平定信の寛政の改革は、旗本・御家人の借金を帳消しにする棄捐令、飢饉に備える囲米、朱子学以外を禁じる寛政異学の禁など統制色が強い。対比で問われる定番。

覚えるポイント

  • 核となる対応:「田沼は株仲間を積極的に公認して商業の力を利用し、定信は棄捐令や囲米など統制と緊縮を進めた」。田沼意次は株仲間を公認して運上・冥加を徴収する商業重視策をとり、松平定信は棄捐令・囲米・寛政異学の禁など緊縮と統制を進めた。政策方向の対比が正しい。

  • 混同防止「田沼は株仲間を解散させ、定信は株仲間を公認した」:株仲間を積極的に公認したのは田沼意次で、定信の寛政改革は風俗・学問・財政を引き締めた。二人の政策を逆に対応させている。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「両者の政策に違いはなかった」
田沼は運上・冥加や長崎貿易を重視し、定信は棄捐令や囲米を実施した。政策手段と基本姿勢に明確な違いがある。

② ✅ 正解「田沼は株仲間を積極的に公認して商業の力を利用し、定信は棄捐令や囲米など統制と緊縮を進めた」
田沼意次は株仲間を公認して運上・冥加を徴収する商業重視策をとり、松平定信は棄捐令・囲米・寛政異学の禁など緊縮と統制を進めた。政策方向の対比が正しい。

③ ❌ 誤答「田沼は株仲間を解散させ、定信は株仲間を公認した」
株仲間を積極的に公認したのは田沼意次で、定信の寛政改革は風俗・学問・財政を引き締めた。二人の政策を逆に対応させている。

④ ❌ 誤答「田沼は緊縮財政を、定信は商業重視の政策を進めた」
商業資本を財政に利用したのが田沼政治で、倹約・農村復興・統制を重視したのが定信である。緊縮と商業重視の人物対応が逆である。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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