JT2-C08歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

17世紀半ばに幕政が武断政治から文治政治へ転換した契機として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

由井正雪の乱を機に、牢人の増加を防ぐため末期養子の禁が緩和された

背景・因果

改易の乱発で牢人が増え、1651年の由井正雪の乱(慶安の変)が起こると、幕府は末期養子の禁を緩和して改易を減らし、殉死の禁止など法と儀礼で治める文治政治へ転換した。

覚えるポイント

「改易→牢人→反乱の危険→政策転換」という因果連鎖が問われる。4代家綱〜5代綱吉期の転換として整理。

選択肢別の検討

① ✅ 正解「由井正雪の乱を機に、牢人の増加を防ぐため末期養子の禁が緩和された」
1651年の由井正雪の乱は改易で増えた牢人の不満を示し、幕府は末期養子の禁を緩和して大名家断絶を減らした。武力中心の統制から文治政治へ向かう契機となった。

② ❌ 誤答「元寇によって軍事力が強化された」
元寇は13世紀の鎌倉幕府の対外戦争で、17世紀半ばの江戸幕政転換とは時代・政権が異なる。

③ ❌ 誤答「享保の改革で年貢が増徴された」
享保の改革は18世紀前半の徳川吉宗の改革である。17世紀半ばの武断政治から文治政治への転換より約70年後である。

④ ❌ 誤答「ペリー来航で開国したため」
ペリー来航は1853年で、幕末の開国をもたらした。17世紀半ばの文治政治化の契機ではない。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

JT2-C07JT2-C09