JT3-C27|歴史総合・日本史探究 対策問題
江戸時代後期に発達した、問屋が農家に道具や原料を貸して製品を買い取る生産形態を何というか。
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正解: 3
正解
問屋制家内工業
背景・因果
18世紀ごろから、問屋商人が農家に織機や原料を前貸しして製品を買い取る問屋制家内工業が発達した。19世紀には地主や豪農が作業場に労働者を集めて分業で生産する工場制手工業(マニュファクチュア)も、大坂周辺や尾張の綿織物業、桐生・足利の絹織物業などで現れた。
覚えるポイント
「問屋制家内工業(家で生産)→工場制手工業(作業場に集めて分業)」の発展段階の区別が最頻出。マニュファクチュアの例(綿織物・絹織物・灘の酒造)も覚えておく。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「工場制機械工業」
工場制機械工業は動力機械を備えた工場で生産する産業革命以後の形態である。農家へ原料を貸す家内生産ではない。
② ❌ 誤答「楽市楽座」
楽市楽座は座の特権や市場税を廃して商取引を自由化する織豊期の政策で、生産組織の名称ではない。
③ ✅ 正解「問屋制家内工業」
問屋制家内工業では問屋商人が農家・職人へ原料や道具を前貸しし、各家庭で作らせた製品を買い取った。農村の商品生産を商人資本が組織した。
④ ❌ 誤答「工場制手工業」
工場制手工業は一つの作業場へ労働者を集め、手工具による分業・協業を行う。家庭に分散して生産する問屋制とは異なる。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。