JT3-D43|歴史総合・日本史探究 対策問題
1980年代の中曽根康弘内閣が行った行政改革として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
国鉄・電電公社・専売公社の三公社を民営化した
背景・因果
中曽根康弘内閣は「戦後政治の総決算」を掲げ、行政改革として三公社の民営化を断行した。専売公社はJT(1985年)、電電公社はNTT(1985年)、国鉄は分割民営化でJR7社(1987年)となった。巨額の赤字を抱えた国鉄の民営化は最大の焦点だった。
覚えるポイント
「中曽根=三公社民営化(1980年代)」「小泉=郵政民営化(2005年)」の対応の入れ替えが定番の引っかけ。新自由主義的改革の世界的潮流(サッチャー・レーガン)との同時代性も歴史総合で問われる。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「郵政三事業を民営化した」
郵政三事業の民営化を中心政策としたのは2000年代の小泉純一郎内閣で、関連法は2005年に成立した。中曽根内閣の三公社改革とは異なる。
② ❌ 誤答「都道府県を廃止して道州制を導入した」
都道府県は中曽根内閣期にも存続し、道州制は全国へ導入されていない。行政改革の中心は国鉄など国営事業の民営化だった。
③ ❌ 誤答「日本銀行を民営化した」
日本銀行は中央銀行として存続し、中曽根内閣に民営化されていない。1997年には日本銀行法が全面改正されたが、それも民営化ではない。
④ ✅ 正解「国鉄・電電公社・専売公社の三公社を民営化した」
中曽根康弘内閣は行政改革で専売公社をJT、電電公社をNTT、国鉄をJR各社へ民営化した。1985〜87年に進んだ三公社民営化である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。