JH-D4-08|歴史総合・日本史探究 対策問題
バブル経済とその崩壊(1980年代末〜90年代)について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
株価と地価が実体を離れて高騰した後に暴落し、不良債権問題を抱えた長期の不況に入った
背景・因果
プラザ合意後の低金利の下で、1980年代後半に株価・地価が実体経済を離れて高騰した(バブル経済)。1990年前後の金融引き締めを機に暴落し、金融機関は不良債権を抱え、「失われた10年」と呼ばれる長期不況・就職氷河期が続いた。昭和恐慌との比較で問われることもある。
覚えるポイント
核となる対応:「株価と地価が実体を離れて高騰した後に暴落し、不良債権問題を抱えた長期の不況に入った」。1980年代後半、低金利を背景に株価・地価が実体経済から離れて高騰し、1990年前後に暴落した。不良債権処理の遅れが長期不況につながった。
混同防止「バブル経済の崩壊後、ただちに高度経済成長が再開した」:バブル崩壊後は高度成長が再開せず、「失われた10年」と呼ばれる長期停滞や就職氷河期が続いた。直ちに回復したという因果は逆である。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「株価と地価が実体を離れて高騰した後に暴落し、不良債権問題を抱えた長期の不況に入った」
1980年代後半、低金利を背景に株価・地価が実体経済から離れて高騰し、1990年前後に暴落した。不良債権処理の遅れが長期不況につながった。
② ❌ 誤答「バブル経済の崩壊後、ただちに高度経済成長が再開した」
バブル崩壊後は高度成長が再開せず、「失われた10年」と呼ばれる長期停滞や就職氷河期が続いた。直ちに回復したという因果は逆である。
③ ❌ 誤答「バブル期には株価・地価はほとんど変動しなかった」
バブル期の特徴は株価・地価の急激な上昇であり、崩壊時には大幅に下落した。ほとんど変動しなかったという説明は現象の定義と矛盾する。
④ ❌ 誤答「バブル崩壊は昭和恐慌と同じ1930年代の出来事である」
バブル経済は1980年代末から1990年代初頭の出来事である。1930年代の昭和恐慌は金解禁と世界恐慌を背景とする別の経済危機である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。