JT2-C33歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

諸藩の専売制について述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

藩が特産物の流通を独占して利益を得る仕組みで、薩摩の黒砂糖などが知られる

背景・因果

財政難の藩は、専売制で特産物(薩摩の黒砂糖、長州の紙・蝋など)の流通を独占し利益を上げた。天保期の藩政改革の柱であり、成功した雄藩が幕末の主役となる。

覚えるポイント

専売の強化は生産者の不満(一揆)も招いた。「藩財政の再建」と「領民負担」の両面で評価させる出題がある。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「幕府がすべての特産物を買い上げる制度」
全国の特産物を幕府が一括購入する制度ではなく、各藩が自領の産物を対象に実施した。主体が幕府ではなく藩である。

② ❌ 誤答「外国商人に販売権を与える制度」
外国商人へ販売権を与える制度ではない。藩が流通権を掌握し、国内外の販売利益を藩収入に取り込んだ。

③ ✅ 正解「藩が特産物の流通を独占して利益を得る仕組みで、薩摩の黒砂糖などが知られる」
専売制は藩が領内特産物の買上げ・販売を独占して収益を得る仕組みで、薩摩藩の黒砂糖専売などが代表である。藩財政改革に用いられた。

④ ❌ 誤答「農民が自由に特産物を販売できる制度」
生産者が自由に販売するのではなく、藩指定の機関・商人を通すことを強制する制度である。農民の自由取引を制限した。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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