JT2-C34|歴史総合・日本史探究 対策問題
問屋制家内工業の説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
問屋商人が原料や器具を農家に前貸しし、製品を買い取る生産形態
背景・因果
問屋制家内工業は、問屋が原料・織機などを前貸しして農家に生産させ、製品を引き取る形態。18世紀に絹・綿織物業で広がり、農村が市場生産に組み込まれた。
覚えるポイント
次段階の工場制手工業(マニュファクチュア)との区別は「労働者を1か所に集めるか否か」。段階の順序を問う問題が定番。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「政府が工場を直営する形態」
政府直営工場ではなく、民間の問屋商人と農家・職人の契約関係による生産形態である。
② ✅ 正解「問屋商人が原料や器具を農家に前貸しし、製品を買い取る生産形態」
問屋制家内工業では問屋商人が農家などへ原料・道具を前貸しし、各家庭で作らせた製品を買い取った。商人資本が分散した家内生産を組織する。
③ ❌ 誤答「工場に労働者を集めて分業で生産する形態」
一つの作業場に労働者を集めて分業・協業するのは工場制手工業である。問屋制家内工業は各生産者の自宅で行う。
④ ❌ 誤答「農家が自給用にだけ生産する形態」
問屋から原料を受け、販売用商品を生産するため、自給用だけの生産ではない。市場向け生産を商人が統括する。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。