JT2-C35|歴史総合・日本史探究 対策問題
工場制手工業(マニュファクチュア)について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
作業場に労働者を集め、分業と協業で生産する形態が幕末に一部で現れた
背景・因果
マニュファクチュアは労働者を作業場に集め分業・協業で生産する形態で、天保期以降、大坂周辺・尾張の綿織物、桐生・足利の絹織物などに現れた。機械制工業(明治)の前段階である。
覚えるポイント
「問屋制→マニュファクチュア→機械制」の3段階整序が最頻出。灘の酒造業など早い例もあわせて覚える。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「作業場に労働者を集め、分業と協業で生産する形態が幕末に一部で現れた」
工場制手工業は一つの作業場へ労働者を集め、手工具を使いながら分業・協業する生産形態で、幕末の織物業などに一部現れた。
② ❌ 誤答「蒸気機関を用いた機械制大工業のことである」
蒸気機関など動力機械を使うのは産業革命後の機械制大工業である。マニュファクチュアは手工業段階に属する。
③ ❌ 誤答「江戸時代には存在しなかった」
幕末には桐生などの織物業や一部醸造業で工場制手工業が見られた。江戸時代に全く存在しなかったとはいえない。
④ ❌ 誤答「農家が個別に自宅で生産する形態である」
農家が各自宅で生産する形態は家内工業や問屋制家内工業である。マニュファクチュアは労働者を作業場へ集中させる。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。