RS2-002|歴史総合・日本史探究 対策問題
明治初期の「文明開化」の風俗として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
断髪や洋服、牛鍋などの西洋風の生活様式が都市部から広まった
背景・因果
1871年の散髪脱刀勝手令(断髪令)以降、ざんぎり頭・洋服・牛鍋・ガス灯などの西洋風俗が都市から広まった。「ざんぎり頭をたたいてみれば文明開化の音がする」の流行歌が象徴。
覚えるポイント
文明開化は都市中心の現象で、農村への浸透はゆっくりだった。「全国一斉に変わった」という選択肢は誤り。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「ちょんまげの着用が法律で強制された」
1871年の散髪脱刀勝手令は断髪を認めた法令で、ちょんまげを強制したものではない。「勝手」の語が選択を認めたことを示す。
② ❌ 誤答「都市部で寺子屋が新設され続けた」
寺子屋は江戸時代の庶民教育機関で、明治政府は1872年の学制以降、小学校を中心とする近代学校制度を整えた。文明開化の新制度を寺子屋新設で説明するのは不適切である。
③ ✅ 正解「断髪や洋服、牛鍋などの西洋風の生活様式が都市部から広まった」
散髪脱刀勝手令後のざんぎり頭、官員の洋服、牛鍋、ガス灯などが都市から広がった。西洋風の制度・風俗を受容する文明開化の代表例である。
④ ❌ 誤答「全国民が和装を義務づけられた」
明治政府は官員の洋装を進め、西洋風の生活も広がったため、全国民へ和装を義務づけていない。農村では和装が長く残ったが、国家による一律強制とは別である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。