KZ-R6HB-05歴史総合・日本史探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和6年度 本試験(日本史B)

表1は調の塩の納入を示す平城宮出土木簡の一覧で、納入量はいずれも3斗である。ここから読み取れることとして最も適切なものはどれか。

KZ-R6HB-05の問題図版
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正解: 3

正解

塩の調は令に定められた規定量で納入されていた

背景・因果

納入量が一律3斗でそろうのは、令の規定量に基づく徴収だったことを示す。木簡という一次資料から律令税制の実態を確かめる、典型的な資料問題である。

覚えるポイント

表の納入量の列がすべて3斗でそろっている点に注目。「そろっている列」には制度(規定量)が隠れている。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「塩は都から地方へ配られていた」
木簡は地方の産物である塩が調として平城宮へ納められた記録で、都から地方への配布を示すものではない。物資の移動方向が逆である。

② ❌ 誤答「納入は貨幣で代納されていた」
表には銭額ではなく塩という現物と3斗という容量が記されている。貨幣による代納ではなく、特産物を納める調の実態を示す。

③ ✅ 正解「塩の調は令に定められた規定量で納入されていた」
表1で複数の木簡に記された塩の納入量がすべて3斗でそろうことは、令に定められた規定量で調が徴収されたと示す。数値の反復が制度の存在を裏付ける。

④ ❌ 誤答「納入量は納める人の自由に任されていた」
負担者が自由に量を決めたなら、異なる木簡の納入量が一律3斗になるとは考えにくい。同じ数値は公的な基準に従ったことを示す。

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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