KZ-R7H-01|歴史総合・日本史探究 対策問題
地図は1858年のミシシッピ号の寄港地と、九州〜関東のコレラ流行時期を示す。地図から読み取れることとして最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る
正解: 4
正解
コレラは船の寄港地から、西から東へ時期を追って広がった
背景・因果
地図では長崎(5月入港)→下田と、寄港地を起点に西から東へ流行時期がずれて広がる様子が読み取れる。人と船の移動が感染症を運んだことを地図で示す、歴史総合らしい資料である。
覚えるポイント
地図の日付を西から東へ順に追うのが読み方の基本。長崎5月→下田6月→関東7〜8月の時間差=感染が交通路を伝わった証拠。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「コレラは江戸から長崎へ向かって広がった」
流行は長崎など西方から江戸方面へ進んでおり、江戸から長崎への東西方向ではない。地図の月表示を時系列に並べると逆だと分かる。
② ❌ 誤答「コレラの流行は内陸の山間部から始まった」
最初の流行地点は内陸山間部ではなく、外国船が入った長崎などの港である。その後も海上・陸上交通に沿って広がった。
③ ❌ 誤答「流行の時期は全国で同時だった」
地図では長崎の5月から関東の7〜8月まで地域ごとに時期がずれている。全国同時発生ではなく段階的な伝播を示す。
④ ✅ 正解「コレラは船の寄港地から、西から東へ時期を追って広がった」
地図の日付を追うと、コレラはミシシッピ号が寄港した長崎から下田を経て、西日本から関東へ時間差をもって広がっている。船と人の移動経路が感染拡大の手掛かりになる。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。