KZ-R6HB-06|歴史総合・日本史探究 対策問題
同じ表1で、負担者はいずれも男性名である。この点と対応する律令税制の原則はどれか。

解答・解説を見る
正解: 2
正解
調は主に成年男子に課された
背景・因果
調・庸は主に成年男子の負担であり、木簡の負担者名が男性で占められるのはその反映である。負担が男子に集中したため、戸籍の性別を偽る偽籍が横行したことまでつなげて理解する。
覚えるポイント
負担者の列が全員男性名という点に注目。調・庸=成年男子の負担という律令税制の原則の裏付け。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「調は僧侶だけが負担した」
僧侶は一般に課役を免除される立場で、調を僧侶だけが負担したのではない。表の男性名もすべて僧名を示すものではない。
② ✅ 正解「調は主に成年男子に課された」
表の負担者がすべて男性名なのは、律令制の調・庸が主に成年男子へ課された原則を反映する。木簡上の人名が税制の対象を具体的に裏付ける。
③ ❌ 誤答「調は女性だけに課された」
調は女性だけに課されたのではなく、原則として戸籍に登録された成年男子の負担だった。表の男性名だけという特徴も女性限定説とは逆である。
④ ❌ 誤答「調は戸単位でなく国単位に課された」
調は各国へ総額だけを課して個人を示さない税ではなく、戸籍・計帳で把握された成年男子の負担を基礎とした。木簡に個々の負担者名があることが手掛かりになる。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。