KZ-R6HB-04|歴史総合・日本史探究 対策問題
写真の甕と甑から復元できる古代の食生活として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る
正解: 4
正解
米を蒸して強飯として食べることがあった
背景・因果
甑の存在は、古代には米を**蒸して強飯(こわいい)**として食べたことを示す。土器の形・使用痕(すす・穴)から食生活を復元する方法は、文字資料のない領域を補う考古学の基本手法である。
覚えるポイント
「甑がある=米を蒸した」というモノ→食生活の推論。強飯(こわいい)という語まで出せると完璧。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「米は生のまま食べられていた」
甑という加熱調理具の存在は、米を生ではなく蒸して食べたことを示す。生米は消化しにくく、写真資料の用途とも合わない。
② ❌ 誤答「調理には鉄鍋だけが使われた」
写真には土製の甕と甑が残っており、調理器具が鉄鍋だけだったという説明を直接否定する。土器も煮る・蒸す調理に使われた。
③ ❌ 誤答「煮る調理は近世まで存在しなかった」
甕の外面に付いたすすは、火にかけて煮る調理が古代から行われた証拠である。煮る技術が近世に初めて現れたわけではない。
④ ✅ 正解「米を蒸して強飯として食べることがあった」
甕で湯を沸かし、その上の甑へ米を入れて蒸すことで、古代には強飯として食べることがあった。写真のすすと底穴から調理法を復元できる。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。