JT3-C21歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(2) 歴史資料と近世の展望

杉田玄白・前野良沢らが1774年に刊行した、西洋解剖書の翻訳書はどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

『解体新書』

背景・因果

杉田玄白・前野良沢らは、刑場での腑分け(解剖)見学でオランダ語解剖書『ターヘル・アナトミア』の正確さに驚き、辞書もないなか約3年半かけて翻訳し、1774年に**『解体新書』**として刊行した。これを機に蘭学が本格的に発展した。

覚えるポイント

『ターヘル・アナトミア』は原著、『解体新書』は翻訳書、『蘭学事始』は玄白晩年の回想録。3つの書名の役割の区別が資料問題で問われる。

選択肢別の検討

① ✅ 正解「『解体新書』」
杉田玄白・前野良沢らはオランダ語解剖書を翻訳し、1774年に『解体新書』を刊行した。実証的な蘭学・西洋医学発展の画期となった。

② ❌ 誤答「『蘭学事始』」
『蘭学事始』は杉田玄白が晩年に『解体新書』翻訳の苦労などを回想した書物で、1774年の翻訳書そのものではない。

③ ❌ 誤答「『ターヘル・アナトミア』」
『ターヘル・アナトミア』は翻訳の底本となったオランダ語版解剖書の通称である。日本語翻訳として刊行された題名は『解体新書』である。

④ ❌ 誤答「『西説内科撰要』」
『西説内科撰要』は宇田川玄随が西洋内科書を翻訳した書物である。玄白・良沢らの解剖書翻訳とは著者・分野が異なる。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

JT3-C20JT3-C22