JT3-C20歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(2) 歴史資料と近世の展望

『古事記伝』を著して国学を大成した人物はだれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

本居宣長

背景・因果

伊勢松坂の医師本居宣長は、賀茂真淵に学び、約35年をかけて『古事記』の注釈書**『古事記伝』**を完成させ、儒教や仏教が入る前の日本古来のありのままの心(漢意を排した真心)を明らかにしようとする国学を大成した。

覚えるポイント

「荷田春満→賀茂真淵→本居宣長→平田篤胤(復古神道)」という国学の系譜の順序が頻出。平田派の復古神道は幕末の尊王攘夷運動に影響した点まで押さえる。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「荷田春満」
荷田春満は国学の先駆者で古典研究を進めた。宣長より前の世代で、『古事記伝』の著者ではない。

② ✅ 正解「本居宣長」
本居宣長は35年にわたり『古事記』を研究して『古事記伝』を完成させ、儒教・仏教以前の日本精神を探究する国学を大成した。

③ ❌ 誤答「賀茂真淵」
賀茂真淵は『万葉考』などを著し、古道研究で宣長へ影響した国学者である。『古事記伝』の著者ではない。

④ ❌ 誤答「平田篤胤」
平田篤胤は宣長没後の国学を宗教的・復古神道的に発展させた。国学四大人の一人だが『古事記伝』を著していない。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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