RS2-012|歴史総合・日本史探究 対策問題
アメリカの南北戦争(1861〜65年)が幕末日本に与えた影響として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
アメリカの対日進出が停滞し、イギリスが日本貿易の主導権を握った
背景・因果
ペリーで先行したアメリカは南北戦争で対日関与が停滞し、幕末貿易の主役はイギリスになった(輸出入ともイギリスが圧倒的シェア)。
覚えるポイント
「開国させた国」と「幕末貿易の中心国」が違う、というねじれが定番の出題ポイント。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「アメリカ艦隊が日本を再び砲撃した」
南北戦争の主要な対日影響はアメリカの関与縮小で、ペリー艦隊のような再砲撃ではない。1863年の米艦による下関での交戦も、南北戦争が日本へ波及した艦隊攻撃とは位置付けられない。
② ✅ 正解「アメリカの対日進出が停滞し、イギリスが日本貿易の主導権を握った」
南北戦争に国内資源を集中したアメリカは幕末日本への関与を弱め、イギリスが貿易・外交で主導的地位を占めた。開国を主導した国と幕末貿易の中心国が異なる。
③ ❌ 誤答「アメリカが日本への移民を大量に送り出した」
南北戦争期にアメリカから日本への大量移民政策は行われていない。アメリカ国内では戦争と奴隷解放、復興が主要課題だった。
④ ❌ 誤答「戦争特需で日本の重工業が発展した」
幕末日本には近代重工業の基盤がまだ乏しく、南北戦争特需で重工業が発展したとはいえない。本格的な産業革命は1880年代以降の紡績業から進む。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。