JT3-D67歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究D 近現代の地域・日本と世界(4) 現代の日本の課題の探究

1991年の湾岸戦争が日本の外交・安全保障政策に与えた影響として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

多額の資金援助への批判をきっかけに、自衛隊の国際協力のあり方が議論になった

背景・因果

湾岸戦争(1991年)で日本は総額130億ドルの資金援助を行ったが、人的貢献を伴わない「小切手外交」と国際的に批判された。これを機に国際貢献のあり方が国内で激しく議論され、1992年のPKO協力法成立と自衛隊のカンボジア派遣につながった。

覚えるポイント

「湾岸戦争→PKO協力法→カンボジア派遣」の因果は現代史の最頻出パターン。戦後掃海艇のペルシャ湾派遣(1991年)が自衛隊初の海外任務である点も差がつく知識。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「日本は国際連合を脱退した」
日本は1956年に国際連合へ加盟して以後、湾岸戦争時にも脱退していない。国連平和維持活動への参加方法が新たに議論された。

② ✅ 正解「多額の資金援助への批判をきっかけに、自衛隊の国際協力のあり方が議論になった」
1991年の湾岸戦争で日本は多額の資金を出したが人的貢献が乏しいと批判され、自衛隊の国際協力をめぐる議論が強まった。翌1992年のPKO協力法とカンボジア派遣へつながった。

③ ❌ 誤答「日本は多国籍軍に戦闘部隊を派遣した」
日本は湾岸戦争中に多国籍軍へ自衛隊の戦闘部隊を参加させず、主に資金援助を行った。停戦後には機雷除去のため掃海艇を派遣した。

④ ❌ 誤答「日米安全保障条約が破棄された」
湾岸戦争を理由に日米安全保障条約は破棄されず、日米同盟は継続した。議論になったのは同盟廃止ではなく国際貢献の方法だった。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

JT3-D66JT3-D68