JT3-D66歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究D 近現代の地域・日本と世界(3) 近現代の地域・日本と世界の画期と構造

占領政策が民主化から経済復興・反共重視へ転換した動き(いわゆる逆コース)の背景として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

冷戦の激化と中国の共産化

背景・因果

冷戦の激化と1949年の中華人民共和国の成立により、アメリカは日本を「反共の防壁」として早期に復興・自立させる方針へ転換した。経済安定九原則とドッジ=ライン、レッドパージ、公職追放解除、警察予備隊の創設などが「逆コース」と呼ばれる一連の動きである。

覚えるポイント

「民主化(1945〜47年)→転換(1948年〜)」の画期を、国際情勢(冷戦・中国革命・朝鮮戦争)と結び付けて説明させるのが共通テストの典型。年表で国際と国内を対応させる練習が有効。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「ソ連による日本占領への参加」
ソ連は南樺太・千島列島などを占領したが、GHQによる日本本土の占領行政へ参加したことが逆コースの原因ではない。背景は米ソ冷戦と東アジアの共産化だった。

② ❌ 誤答「石油危機による世界経済の混乱」
第1次石油危機は1973年で、占領が終わる1952年より20年以上後に起きた。1940年代後半の占領政策転換とは時代が合わない。

③ ✅ 正解「冷戦の激化と中国の共産化」
冷戦の激化と1949年の中華人民共和国成立を受け、アメリカは日本を反共の拠点として早期復興させる方針へ転じた。経済安定策、レッドパージ、警察予備隊創設などの逆コースにつながった。

④ ❌ 誤答「日本の再軍備への国民の強い要望」
再軍備は国内に反対や慎重論もあるなか、朝鮮戦争とアメリカの安全保障上の要請から進められた。国民の強い一致した要望が政策転換の主因ではない。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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