KO2-A03|公共・政治経済 対策問題
レヴィンが分類した葛藤(コンフリクト)の型の説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 4
正解
行きたい大学が二つあり、どちらも魅力的で選べずに迷う状態は、接近と接近の型の葛藤である
この問題のポイント
葛藤の3類型を問う問題。「+と+=接近・接近」「−と−=回避・回避」「+と−が同居=接近・回避」という記号の対応で解ける。
解説
心理学者レヴィンは、複数の欲求が対立して身動きがとれなくなる**葛藤(コンフリクト)**を、欲求の向きによって3つの型に分類した。
- 接近・接近型:魅力的なもの(+)が二つあり、どちらも選びたいが両立しない。行きたい大学が二つある、進学も就職も魅力的、などの例
- 回避・回避型:避けたいもの(−)が二つあり、どちらからも逃げたい。勉強はしたくないが落第もしたくない、などの例
- 接近・回避型:同じ対象が+と−の両面をもつ。ケーキは食べたいが太りたくない、留学したいが親元を離れるのは不安、などの例
葛藤は誰にでも生じる正常な心の働きであり、とくに自我にめざめ選択を迫られる青年期には避けられない経験である。葛藤を通じて自分の価値観を見つめ直すことが、アイデンティティの確立につながっていく。
ひっかけポイント
魅力的な選択肢二つ=接近・接近、嫌なもの二つ=回避・回避。型の名称と具体例の組合せをずらす選択肢が定番で、+−の記号に置き換えて判定するのが確実。
選択肢の確認
①「二つの魅力的な選択肢の間で迷う状態は、回避と回避の型の葛藤と呼ばれる」
❌ 誤り。
誤答理由: 回避・回避型は避けたいもの(−)が二つある板ばさみの状態を指す。魅力的な二択は接近・接近型である。
②「接近と回避の型の葛藤とは、避けたいことが二つあってどちらからも逃げたい状態をいう」
❌ 誤り。
誤答理由: 接近・回避型は同じ対象が魅力(+)と嫌悪(−)の両面をもつ場合であり、嫌なもの二つの間で迷うのは回避・回避型である。
③「葛藤は心の未熟さの表れであり、青年期には生じないとされる」
❌ 誤り。
誤答理由: 葛藤は誰にでも生じる正常な心の働きで、選択を迫られる青年期にはむしろ経験しやすい。未熟さの表れとする説明は誤り。
④「行きたい大学が二つあり、どちらも魅力的で選べずに迷う状態は、接近と接近の型の葛藤である」
✅ 正しい。
正解。魅力的な選択肢(+)が二つ並び、どちらも選びたいが両立しない状態は接近・接近型の葛藤である。
覚えるポイント
- 接近・接近型=魅力(+)と魅力(+)の対立
- 回避・回避型=嫌(−)と嫌(−)の板ばさみ
- 接近・回避型=同じ対象に+と−が同居
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。