PE4-049|公共・政治経済 対策問題
首長の解職請求(リコール)についての説明として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
原則として有権者の3分の1以上の署名を選挙管理委員会に提出し、住民投票で過半数の同意があれば失職する
この問題のポイント
解職請求の署名数・請求先・成立要件を問う問題。署名だけでは失職せず、住民投票の過半数が必要という2段階の手続が核心。
解説
**解職請求(リコール)**は、任期の途中で公職者を辞めさせる直接請求である。
首長・議員の解職の手続は次のとおり。
- 原則として有権者の3分の1以上の署名を集める(有権者数40万を超える部分は要件が緩和される)
- 選挙管理委員会に請求する
- 住民投票が行われ、過半数の同意があれば失職する
署名収集と住民投票という2段階の手続である点が重要で、署名が集まっただけでは失職しない。議会の解散請求も同じ要件・手続である。
これに対し、副知事・副市町村長など主要公務員の解職は、3分の1以上の署名を首長に請求し、議会で3分の2以上の出席、その4分の3以上の同意で失職する。住民投票ではなく議会の議決による点が異なる。
ひっかけポイント
署名(3分の1)→住民投票(過半数)の2段階構造が最大の論点。主要公務員の解職だけは議会の特別多数決による、という例外も細かく問われる。
選択肢の確認
①「住民投票で3分の2以上の同意がなければ解職は成立しない」
❌ 誤り。
誤答理由: 解職の成立要件は住民投票での過半数の同意であり、3分の2ではない。
②「原則として有権者の3分の1以上の署名を選挙管理委員会に提出し、住民投票で過半数の同意があれば失職する」
✅ 正しい。
正解。首長の解職請求は原則有権者の3分の1以上の署名を選挙管理委員会に提出し、住民投票で過半数の同意があれば失職する2段階の手続である。
③「有権者の50分の1以上の署名があれば首長は直ちに失職する」
❌ 誤り。
誤答理由: 50分の1は条例の制定・改廃や監査請求の署名数である。また署名だけで直ちに失職することはなく、住民投票を経る必要がある。
④「解職請求の請求先は首長本人である」
❌ 誤り。
誤答理由: 首長・議員の解職請求の請求先は選挙管理委員会である。首長に請求するのは条例の制定・改廃や主要公務員の解職の場合である。
覚えるポイント
- 首長・議員の解職は3分の1以上の署名で選管へ
- 住民投票で過半数の同意により失職
- 主要公務員の解職は首長へ請求し議会が議決
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。