PE4-047公共・政治経済 対策問題

政治・経済A 現代日本の政治(5) 地方自治

地方公共団体の首長と議会の関係についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

首長と議会の議員をともに住民が直接選挙する二元代表制が採られている

この問題のポイント

地方政治の二元代表制の仕組みを問う問題。国の議院内閣制との対比と、首長・議会間の抑制均衡の手段を押さえる。

解説

地方公共団体では、首長(知事・市町村長)と議会の議員を、それぞれ住民が直接選挙で選ぶ(憲法93条)。執行機関と議決機関が別々に民意に基づく、この仕組みを二元代表制という。
国会が首相を指名する国の議院内閣制と異なり、アメリカの大統領制に近い構造である。
ただし両者の間には抑制と均衡の仕組みがある。

  • 議会は首長の不信任議決ができる
  • 不信任された首長は、10日以内に議会を解散するか失職する
  • 首長は議会の議決に異議があるとき、再議に付すことができる(拒否権)
  • 首長には予算の調製・提出権、議会には条例の制定や予算の議決権
    首長と議会がともに直接の民意を背負うため、対立した場合の調整が地方政治の焦点となる。

ひっかけポイント
「議会が首長を指名する」は議院内閣制との混同。二元代表制でも不信任議決と解散という議院内閣制的な仕組みが部分的に組み込まれている点が細かい論点。

選択肢の確認

①「首長は議会の議員の中から議会が指名する」
誤り。
誤答理由: 議会が首長を指名する仕組みは国の議院内閣制との混同である。首長は住民の直接選挙で選ばれる。

②「議会は首長に対する不信任議決権を持たず、首長も議会を解散できない」
誤り。
誤答理由: 議会は首長の不信任議決ができ、不信任された首長は議会を解散できる。抑制と均衡の仕組みが存在する。

③「首長は議会の議決に対して一切異議を唱えることができない」
誤り。
誤答理由: 首長は議会の議決に異議があるとき再議に付す拒否権を持つ。一切異議を唱えられないという説明は誤りである。

④「首長と議会の議員をともに住民が直接選挙する二元代表制が採られている」
正しい。
正解。地方公共団体では首長と議会の議員をともに住民が直接選挙する二元代表制が採られている(憲法93条)。

覚えるポイント

  • 首長と議員をともに住民が直接選挙(93条)
  • 大統領制に近いが不信任・解散の制度もある
  • 首長は再議(拒否権)を行使できる

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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